3〜4日前から鼻水が出始め、昨日より、たんのからむ咳と鼻水が酷くなり、熱も本格的にあがってきた2歳のSちゃん8:30〜17:00のご依頼です。
朝の引継ぎ時はいつも「おとーさーん」と泣いてバイバイするSちゃんですが、今日も玄関のドアがしまると、涙が止まり廊下にあった新しいワンワンとうーたんのお洋服を嬉しそうに見せてくれました。
「いないいないばあっ!」がすきで、体操を自ら歌って踊ってくれたり、それはそれはかわいいダンスを披露してくれましたよ。
昨晩は咳で起きてしまい、ほとんど眠れなかったSちゃん、目をこすり眠くなってくると思い出すのが、大好きなお母さんです。
今、お母さんのおなかの中には赤ちゃんがいます。眠くなると保育士に抱きつき「おかーさん」「おかーさんのところにつれてってー」と泣きながらも、Sちゃんからすごい言葉が飛び出しました。朝、お父さんにおんぶしてもらっていたおんぶ紐を指差し、「Sはおねえちゃんだから、しまって!」
小さな胸の中で色んな事を感じ、たくさんのかっとうがあり、お姉ちゃんになろうと頑張っています。
Sちゃんが一歳になってすぐから、私たち保育士は関わらせて頂いています。初めてのご依頼のときは、まだハイハイしていて、離乳食を大きなお口で食べていたよね。ご依頼の度に歩けるようになり、お話が上手になって今ではしっかり物のお姉ちゃんに成長したね。
Sちゃんの成長をずっと一緒に見守らせていただいたからこそ、甘えたい気持ちと頑張っている自分を見て欲しい気持ちが手に取るように伝わってきました。
保育士のうでの中で45分ほど寝るとスッキリ。「ごはんたべるー」と教えてくれました。
「Sじぶんでたべる」「みててね」
スプーンでご飯をすくい大きなお口でパクリ。
「おいしいねーせんせいもたべて」と保育士への気遣いもしてくれる優しいSちゃん。ありがとね!
今日はたんがからむ咳が多かったので、ごはんを飲み込めず出してしまうことが数回ありました。無理せずに食べられる分だけ食べ午後は、かごを持ってお買い物→野菜をお弁当箱に入れる→水筒とお弁当をもって移動。気分はピクニック!ピクニックごっこをしたり、ぽぽちゃんとおんぶしてお世話をしているSちゃんは小さなお母さんそのものでした!
共働きをしているSさんご夫婦は近くに頼れる所もなく、お互いを支えあいながら日々精一杯仕事・家事・育児の両立を頑張っています。子どもが具合が悪くなれば、睡眠もとれず、疲れはたまっていくばかり。さらに妊婦のお母さんは体の疲れと思うように動けない体に心身ともに様々な葛藤の毎日。
私(保育士)自身も2人目を妊娠しながらの子育てにたくさん悩みました。上の子にイライラして叱ってしまう、気分や体調で叱ってしまうことが増えている…体に気持ちがついてかない、辛い…自分の気持ちが分からなくなり、上の子の寝顔を見ながらごめんねと泣いていたな…と今思い出します。悩みのないお母さんはいません。お母さんはみんなこれ以上できないほど頑張っています。
えんまるの病児保育は、お子さんの病気を保育で支えるという面は勿論、
お母さんが少しでもゆとりを持って日々を過ごせるように。
お母さんが「つらい、しんどい」といえる場所になるように。
お母さんの気持ちをそのまま受け止めてあげられるよう、抱きしめてあげられるよう、
一人ひとり目の前のお母さんにしっかりと向き合っていきます。
夕方お父さんが帰ってくると、いつものにっこり笑顔のSちゃん!
早くお咳が良くなりますように。
Source: えんまる feed